作家の手紙2007年08月13日 11時30分15秒


作家の手紙
角川書店

36人の日本を代表する作家が、それぞれ思いついた内容で書いた手紙。

実在の人にあてた手紙もあれば
過去の自分にあてた手紙もある。

空想の人物とか、おいおい、ありえないだろう?って設定まで。
タイトルを読んでるだけで笑えるんですよー。

「去っていった恋人に送る手紙」はまともとして
「相手の妻が読む事を想定して、同窓会で再会した初恋の男からの誘いを断る手紙」(新津きよみ)
「友人に貸した一万円を返してもらうための手紙」(有栖川有栖)
「中元に近江牛の味噌漬けを贈ってくれる、亡き父の友人に、それが毎年腐っていると思い切って教える手紙」(姫野カオルコ)
「マンション管理人が住民に騒音を注意する手紙」(酒井順子)

などは、すごいなーと思ってみたり。
言い回しがいいんですよ、角を立たせず、相手に自発的に気付かせるような文章。すごい!

「デビュー前夜の自分へ贈る手紙」(伊藤たかみ)


訳がわからない
「植物転換手術を受ける事を決めた元彼女に思いとどまるように説得する手紙」(星野智幸)とか。
タイトルを読んでるだけで面白いと思いませんか!


一番の胸きゅんは

「タイプだと思った相手に交際を申し込む手紙」(中村うさぎ)
中村うさぎさんは、他の著書で結構ぶっとんだ方だなーという印象だったのですが、こんな手紙をもらったら、男だったらほのかにときめくだろうなーと。

ある意味とっても印象深かったのが…

「亡き兄を送る手紙」(歌野晶牛)

どんな風にって、それは読んだ人のお楽しみ。