眠れなくなる宇宙のはなし2009年09月21日 21時47分56秒


眠れなくなる宇宙のはなし 佐藤勝彦 宝島社 

「相対性理論」とか「定常宇宙論」など、
難しいー言葉を、理解はできないけど、
読み進めていくうちに、
なんとなくわかったような気になってしまうような
読みやすく、宇宙について概念的なことを
理解できる一冊。

著者の佐藤さん、この方すごいなーと思います。
難しいことを、これ程までになじみやすい書物に
仕上げてしまうことに驚きです。

話の流れとしては、
宇宙ってなんだろう?から始まり、
人が星を見て、どう考えていったか、
天動説と地動説、それくらいしか知らなかったのですが、
いきなりコペルニクスによって地動説が
提唱されたのではありません、

聖書による考え方などを試行錯誤してできたものであることが
そのつど、惑星の運行の差をどう説明していこうと
研究家が、考えを追加、訂正していって
出来上がった理論なんだなーと。

天体望遠鏡がなくても、
観察によって、ひたすら見ることによって
広い世界を想像する、
すごいことですよね。

そこから転じて、近年の宇宙研究の実際、
特異点やら難しい理論にはっていく過程をこれまたわかりやすく説明してます。
もちろん、理論の真髄なんかはわかりませんが、
読んだ瞬間は、わかった気がして面白いですね。

ブラーエの画期的な考えと、弟子のケプラーの話、
ハレー彗星の発見など、面白い話もたくさんでしたね。
ハレー彗星、1986年に近付いた時に見ましたもね~。
ハレー彗星を発見したハレーが、ニュートンの盟友で
この彗星の発見からまた宇宙の概念が発達したとは。

確かに「眠れなくなる宇宙の話」でした。

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