寂しい国の殺人2009年06月08日 22時19分45秒


さびしい国の殺人 村上龍 シングルカット社

ひとつ前の「イン ザ・ミソスープ」を村上氏が読売新聞社で
発表中に、神戸の少年による連続殺人事件が起きた。
その時に、同じように無差別殺人を犯すこの作品に批判があった。

その時に感じたことをエッセイと、写真でつづってある作品。
インザ・ミソスープとセットにして読むといい一冊ですよね。

独特の写真が、ひとつの世界を形成している本です。
高度成長したあと、日本は目的を見失った。
なんのために?
それを見失って、とりあえず、いい大学に入るため、
いい会社に入るために、生きていく。
日本人は「寂しいんだよ」と、述べる作者の考えに同意してしまうところが多かったです。

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