今日もやっぱり処女でした ― 2009年04月17日 03時02分58秒

今日もやっぱり処女でした : 夏石鈴子 角川学芸出版
結構衝撃的なタイトルの本ですが、
これはあくまでも象徴的なことであって、エロっちい話とかでは全くありません
主人公 山口あおば が 転職してイラストレーターを目指すのですが
その過程を通して、、
元の上司、同僚、家族を通して、どう感じたか?どう思ったか
それらを淡々と語っていくようなストーリーです。
ヤマもないし、オチもない感じなのですが
共感できるところなどが多々あり、
少々胸が痛かったですね はい。
話の中で、あおばの父親が
浮気をしているわけではないが、
1年間だけ、家族と離れて暮らしたいというところは
何ともいえない気持ちになりましたね。
分かるなーと思うし、
あおばの、「華族なんだから一緒にいるのは当然」と思ってみたり。
すごく大きな出来事が語られているわけではないですが
日々の毎日をふと思ってしまう一冊です。
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