偽の代償2006年10月08日 07時18分32秒

「偽の代償」
伊野上裕伸  中央公論社

バッタ屋啓輔シリーズ

本来の順番は「ブランドの魔」「偽の代償」「不法投棄列島」
となるのですが、順番ばらばらで読んでしまいました。

今回のバッタ商品の対象は
「宝石」です。
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宝石店をオープンさせるのに、資金が足りない、
確実に1年後には売り上げを約束できる
倍にして返せるから、5000万円貸して欲しいと。

騙されてばかりの啓輔なので、今回はちゃんと調べた。
その上での投資だった。
オープン当日、目玉のスターサファイヤとともに、きらびやかな店がオープンした。
今回はちゃんとオープンした。前回のように在庫を盗まれることなく。(笑)
しかし、オープンしたその日の夜…
店内を強盗に根こそぎ、一品残らずに強奪された…
売り上げがあるから、投資したのであて…

啓輔は盗まれた宝石を捜す!

****

また、お金をかしちゃったのか…。
と思っていたんですよ。でも前に読んだ2冊ですが
啓輔ってそれなりにかっこよく描かれていたんですよね。
でも、この本では
「さすが、加倉さん(啓輔)。騙され慣れている人の意見は違いますな」と周囲の人に言われてしまっております。

前半部はなかなかに情けなくて笑えましたが
いつもどおり、内容がしっかりしていて
はらはらドキドキしながら読みました。

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