「震えるメス」2006年09月07日 00時44分53秒

「震えるメス」 伊野上裕伸
文藝春秋出版

いやー、面白かったです~
3時間くらい、時がたつのを忘れて読みいってしまいました。

交通事故で青年が病院に運ばれた
そこで行われた治療は…
なんら関係のない処置であった。

「交通事故ならどうせ自由診療になって保険会社に請求できる
請求できるぎりぎりの限度まで使って治療をしろ」
と言う、医療の暗部からいきなり始まる。

しかし、その患者の骨折状況はそのお粗末な医師しかいない病院では対応しきれなくなり転院となるが
転院先で、初期治療の不手際からの炎症を起こす。

そこから、診療報酬、診療などに関して、
医師としてのジレンマ、保険の調査員などの
状況が絡み合っていく。

かなりリアルなんですよ。作品が。
筆者が高校教師、興信所調査員、損害損保調査員の経歴をもたれる方だからだと思いますが
だから物凄い、思い当たる所とかあったりして
その点でも興味深かったし。
ノンフィクションとかお好きな方にはお勧めです。
ドキュメンタリーとかじゃなくて物語として
勢いよく読めますよー

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