K's blog

「からくりサーカス」　藤田和日郎

「うしおととら」の次の作品として６年前にスタートした
からくりサーカスが今週発売のサンデーで最終回になりました。

「人の人生とはなんと不可解なものでしょう
人との出会いやそこでなされる行動は、
複雑に絡み合う、まさにからくりのようではありませんか？
そして、また、そこから生まれる『喜び』『悲しみ』
『和解』『争い』の感情は、あたかも芸人たちが舞い飛ぶ
サーカスのよう。

人の歯車をからからと互いを回し　人生というサーカスを演じていく」

ラストに書かれていた台詞です。

すごくしみじみまさにそのとおりだと思いました。

互いに絡み合って、生きていく。それが人間。

藤田先生は本当に熱く漫画をかかれます。
以前、原稿を取りに来た編集さんとその場で次の週の打ち合わせをすると聞きました
「休むなんてもったいない、早く続きが書きたいんだ！」という理由からだそうです。

だからかもしれませんね、
たかが、紙の上に描かれた絵と文字なのに！
（あえてこう表現させてもらいます）
すごく温度を感じるんです。
熱というか…

ラストはちょっと、どうしてフェイスレスは？と思うところありましたが
簡単に割り切れるもんじゃないですものね。

次回作が楽しみです！