奇跡の人 真保裕一 ― 2010年10月26日 11時12分15秒
![]() 奇跡の人 価格:780円(税込、送料別) |
交通事故で一度は脳死寸前までに症状になった
主人公を取り巻く話なんですが、
いやあ、昔の病棟で働いていたことを思い出しつつ、
読みいってしまいまいた。
思いださなくてもいい、と主人公の行動に反発する思いと
自分だったら、と思ってしまいます。
複雑な気持ちになる一冊でした。
廃墟に乞う ― 2010年09月04日 22時12分02秒
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直木賞受賞作品とのことで読んでみました。
短編ではありますが、同じ主人公が少しずつ話を展開していきます。
ある事件により休職中の刑事仙道が、知り合いから
事件解決への手伝いを求められる。
刑事ではなく、私人としての関わりであるが
人間心理を突き詰めて真実にたどりつく…
そんな作品なのですが
なんとなく、もう少し重みのある内容でもいいのかなーとか。
多分休職中、というところがこの作品のいいところでもあると思うのですが、なんとなく中途半端感があります。
面白い作品なんですが…
むしろ、「警官の血」のほうがかなり読み応えがあったと思うのですが…
デパートへ行こう ― 2010年06月21日 22時05分22秒
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真保さんの新作です。
深夜のデパートで繰り広げられる、あり得ない出来事。
これまたいろんな登場人物が…
深夜にデパートに侵入する人が
こんな偶然あるわけないよーと思いつつ、
話に引き込まれてしまいますね。
内容的にはいろんな出来事がごちゃまぜで
最後には何らかの終結なんだろうな、と思いつつ。
ラストが良かったですね~
結構お硬い取材が必要な内容の本が多い真保さんの本で
なんとなく異質ですが、面白かったです♪
ネジ式ザゼツキー ― 2010年06月20日 22時00分47秒
![]() ネジ式ザゼツキー 価格:920円(税込、送料別) |
ずいぶん前に購入して、いつか読もうと思っていて
そのまましまってしまった一冊。
せっかく新刊で発売当時に買ったのに。
ある記憶障害の男性と御手洗が出会うことから始まるこの物語。
空想のおとぎ話、と思うような話が
どんどん謎が解き明かされていくのは、面白いですね。
ひとつの方向からではない、
多角的な視野が必要だと思い知る一冊。
物語、といってしまえばそれまで。
でも、何かその奥に潜むものの存在を信じてみると
違った様相を呈してくる話。
ラストまで読んでもう一度「タンジール蜜柑共和国」を読んでみると面白かったです。
ボーダーライン ― 2010年06月14日 22時28分30秒
![]() ボーダーライン 価格:840円(税込、送料別) |
真保裕一さんのちょっと昔の本。
アメリカに住む日系の探偵が、ある人探しを依頼された。
ここから物語が始まっていくのですが、
さすがですね。
自然に伏線が張られていて、それが自然と物語に
広さを作っているところがすごいです。
過去の話をさりげなく展開させることで、
キャラに深みが出て
キャラクターに感情移入してしまいそうな感じでしたね。
主題のひとつになっている
教えや愛情があれば、絶対に子供は非行に走らない、
それはないと思います。
教えても、愛情をいくら注いでも、どうにもならないことや 人格ってあるよなあ、と
いろいろ考えてしまいました。
ストロボ ― 2010年06月01日 14時09分57秒
ストロボ 真保裕一
真保さんの本
何が一番変わっているかって、それは
話が第五章から始まるところ
写真家として大成した後のこと、
そこから始まり、若いころの話と
順々に章が戻ります。
思い出話か、というとそうでもない。
独特の話だなーと読んでいました。
写真家の悩みなど、
思わず感情移入してしまいました。
それぞれ一冊の本にできるのでは?と思うくらいに
濃い話だったからこそできるこの章立てだったのではないかと思います。
真保さんの本
何が一番変わっているかって、それは
話が第五章から始まるところ
写真家として大成した後のこと、
そこから始まり、若いころの話と
順々に章が戻ります。
思い出話か、というとそうでもない。
独特の話だなーと読んでいました。
写真家の悩みなど、
思わず感情移入してしまいました。
それぞれ一冊の本にできるのでは?と思うくらいに
濃い話だったからこそできるこの章立てだったのではないかと思います。
タクシー運転手のちょっといい話 ― 2010年01月03日 07時58分25秒
奪取 ― 2010年01月01日 17時50分28秒


奪取 真保裕一 講談社
友達から面白いとお勧め本
真保さん作品は、比較的読んでいるほうなんですが、
これはまだ読んでいませんでした。
友達がやくざに付け込まれ1千万円の借金を負ってしまった。
それを返すには薬の運び屋になるしか・・・?
それを回避するために、選んだのは偽札を作ること!
かなり精巧に作品が作られていて
ハラハラドキドキ、続きは!と面白く読めました。
一言!映像化期待!!!
印刷用語など、とても専門的なことが多くて
いやー、これが映像で見られたら臨場感あふれるだろうなー。
織田裕司主演でお願いします!
あ、だめか・・・・顔変わってしまうから無理かー。
それ以前にこれが映像化したら、
これをまねて偽札を作る人が・・・いるかも?なんて思うくらいにリアルな完成度でした。
でも最後が納得いかねー!
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