モダンタイムス2009年09月04日 19時50分02秒


モダンタイムス 伊坂幸太郎 講談社

週刊漫画モーニングに連載していた小説。
いやー、近未来でありえそうで
怖い一面がある作品でした。

ネットでの検索、これは今は常識となっています。
それがこう展開していくとは…
読み応えがあって、あっという間に読んでしまえる作品ですが
なんとなく、オチがが少ないですね。
ただ、現実はこうだろうと思います。
それもまた勇気。

冒頭の「勇気は実家においてきました」というセリフ。
妙に頭に残ります。

この作品で最初と最後の印象が大きく違う人物。
それは妻の佳代子です。
彼女の過去の人生を書いた作品…なんてあったらぜひ読んでみたいです。
作中に井坂好太郎という人物が出てくるのでちょっと笑えました。