生理用品の45年の軌跡 ― 2009年08月25日 00時20分06秒

生理用品の45年の軌跡 小野清美編集 ふくろう出版
女性にとって、必需品である生理用品。
この歴史を納めた一冊。
いやー、マニアックな本です。でも不思議と
なるほど、なるほどーと読めてしまう一冊です。
生理用品史として、発売のいきさつなどを説明して、
なおかつ、製造会社の発売のきっかけ、社員の熱い思い、その後など、
語句を説明しつつ説明してあります。
文字だけの、とてもシンプルな、
読者にわかりやすく、なんてことはなく、
淡々と書かれているのですが、不思議に面白い本ですね。
これは女性にとって生理というものが、
切っても切れない、でもそれ程話題に出来ない話題だからなのかな、
と思ってみたり。
面白かったのは、発売当時のタンポンについて
「未婚の女性は使用してはいけない」という事。
これは処女膜を守るという意味からだったそうです。
生理の時に「アンネの日」と表現する事がありますが、
これは「アンネ株式会社」というところが
生理用品を発売したパイオニアであった事など、なるほどーと思うことばかりでした。
それと巻末には震災時における、生理用品について。
阪神大師震災時の救援物質との供給など説明してありました。
L25で紹介されていたから、読んでみた本でしたが、
以外に面白い一冊でした。
この本が楽天ブックスの在庫にあるのも驚きましたが・・・
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