ブランドの魔2006年10月01日 07時35分50秒

「ブランドの魔」
伊野上裕伸  中央公論社 

伊野上さんの本、最近立て続いています。
図書館にある本読んでしまおうかと。
近くの図書館はネットで取り寄せ、メールでお知らせなんて
便利機能満載の充実図書館なんですよ!

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バッタ屋啓輔 シリーズ
(不法投棄列島の前の作品)

室田から「ロティというブランド直営店の店長になって」といわれた。
経営は室田の妻と娘で行なうが、マネージャーが必要とのことだった。

この不景気の時代、特別ルートで
販売価格の4割の値段で商品を仕入れてくれるとロティの担当の国分という男と取引をした。
そこで、啓輔は4000万円の現金を用意して手に入れたが…
数日後商品は消えた!

ロティ内部での横領品だったという疑惑が発覚。自分の金と商品を取り戻すべく啓輔は調査に乗り出した。

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ブランドって私には全く無縁のものなんですが
その販売ルート自体とかの説明もあって興味深かったです。

作品そのものは、この作品だと啓輔さん…かなり無謀というか。
ええええ?そこで単独で行っちゃいますか?とはらはらドキドキしてしまいました。

生協の白石さん2006年10月02日 19時31分49秒

「生協の白石さん」
白石昌則 東京農工大学の学生の皆さん
講談社


東京農工大学の生協に寄せられているひことこカード。
そこに担当の白石さんがコメントを寄せるのですが、
これがまた面白いんですよ。

普通なら、相手にしないような取り留めのない内容まで
ちゃんと前向きに捉えて、時にはジョークを交えてコメントしているのが…

多分この面白さは、読んでもらわないとわかりません!

「はがねの剣100本ください」とか
「春が来ません」とか生協に関係ないネタから
「単位売ってください!」とか。
「愛売ってないのですか?」などもあるんですよ。
それに関する回答、気になりませんか??

学生の方が
気軽に読めるようにと白石さんのブログを作られています。

http://shiraishi.seesaa.net/

よかったら見てください!
んで面白かったら本を見て見てください。
あっさり読める本なのでお勧めですよ!

感染2006年10月03日 00時43分59秒

「感染 infection」
仙川 環 小学館

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仲沢 葉月は 夫啓介とともに東都大学で医師をしていた。
葉月は研究室、啓介は臨床医だった。
啓介は最近なにやら考え込んでいるが、
そんな時に、啓介の先妻との間の子供 宏が誘拐された。

約束どおりに身代金を支払ったのに
宏は骨になって帰ってきた…

研究室を背景に、いろいろな人物が交錯する

***

第一回小学館文庫小説大賞の受賞作品。
知人が、これ気になるんだよねーって言うのでしたが
私も気になったので早速図書館で借りてみました。

なかなかに次を早く読みたいと思わせる内容でしたね。

医療現場の専門性も高く、リアリティーがよかったです。
実際作者の仙川さんは、早稲田大学教育学部を卒業後に
大阪大学の医学部に入り修士課程を修了している
ジャーナリストでした。

作中で渡部という医学部を卒業間近で中退し新聞記者になった人物がいたのですが、その方とダブりましたね。

なかなか面白いんですが、
タイトルが…先を予測させてしまうものですね。
臓器移植が絡んでくるのですが、感染ってタイトルだから
多分、その過程でウイルスか、最近かに感染して物語が発展するんだろうなーって。
それでも面白い!と思わせる作品でした。

知人が「面白いんだけど、『頑張って書いた』ってなんか努力賞を上げたくなるような感じの作品だった」と。
ちょっと納得。

 2冊目の本 「転生」という作品も予約してみました。

もえるるぶ 東京案内20062006年10月04日 00時13分19秒

「もえるるぶ 東京案内2006」
JTB

オタクタウンの説明!のガイドブックなんですが…
これ、図書館で見つけたんですよ。
普通に「東京案内」ってあったのであけてビックリ。

確かに観光案内ですが…?
男性バージョンと女性バージョンがありまして、
男性向けには秋葉原を、女性向けには池袋乙女ロードを紹介しています。

女性向けのイラストは、何と高河ゆんさんです!いやあ、大御所をもってこられましたよね~♪

メイド喫茶とかもいろいろ紹介してあって面白いです。
トキメモ仕様のメイドカフェもあるんですね。
リフレクソロジー関連も充実しているんですね。

でも何気に一番、コピーしてしまうほどの紹介だったのは
「ボリューム&味が命のアキハバラご飯」


「李朝」と「魚がし料亭まぐろ亭」に行きたい!

父親からの星条旗/硫黄島からの手紙2006年10月04日 07時26分58秒



http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/

61年前の世界大戦時。
硫黄島でアメリカと日本は戦った。
その時のアメリカ側からの視点で描かれた作品
「父親からの星条旗」

日本側から取られた作品
「硫黄島からの手紙」

クリントイーストウッドか監督した作品で
かなり興味あります。
是非みたいですね。

あれもうふふ これもうふふ2006年10月05日 00時14分40秒

「あれもうふふ これもうふふ
-暮らしの中の笑いさがし-」
伊那かっぺい 草思社


青森でずっと一人暮らしをしていて、仕事が終わると
ヒマでヒマで仕方なかったと、
「楽しいこと日記」を書き続けた筆者。
津軽弁の詩とかむむむむ!って考えるんですよ。

りんごをもらった。剥いてみたら切れずに長くむけた
おお!って思って誰かに言いたいけど
言うほどの事でもない。
だから、部屋に飾っておいたらそのうちしなびてしまった…
というくだりがあったり。

さびしいという言葉はないんだけど
「・・・・確かにさびしいかも・・・・」って。

伊那さんの人生観とか価値観とかもかなり面白いです。
こんな視点もあったんだなーって。

四人のお子さんの名前がすごい!
長男「不思議」
長女「麻亜(まあ)」
次女「加奈(かな)」
三女「真咲(まさか)」

あら、まあ、不思議~。
まさか?ほんと、かな??
ってな感じらしいです。
子供は不思議だなーって思ったので名前にしたらしいですが。
長男さんの意見を聴きたいです。

お子さんとのエピソードも面白いですよー!

結構、頭を真っ白にして読める本かな?

名人2006年10月06日 20時48分40秒

「名人」 川端康成 新潮文庫

知り合いが読んでいたので、早速図書館で借りて読んでみました。
さりげない動作の描写がいい!とのことでしたが
まさにその通りです。

偉大なる文学者である、川端康成の作品をまともに読んだのは
初めてかもしれません。
でも、とても新鮮な綺麗な文章でビックリしました。

さて、物語ですが。

本因坊の名前を冠する名人の引退碁の話です。
一試合を6ヶ月間かけて行なう、なんともまあ、気の長い話で、
碁に対する時の心理とか、なんか碁の試合以外のいろいろなものをかんじられました。

作品はそれはそれで面白かったんですが…
読んでいる道中に、どうしても、想像される人物が…

碁といえば思い出される「ヒカルの碁」

この作品の「大竹七段」が「緒方十段」に
「名人」が「桑原本因坊」が頭の中に浮かんで…
描写から、全然違う容姿だってわかるのですが
緒方と、桑原本因坊の対決としか思えませんでした…

アニメ ゴーストハント2006年10月07日 07時39分12秒

http://www.ghosthunt.jp/

原作 「悪霊シリーズ」
小野不由美 講談社ティーンズ文庫
 
漫画 「ゴーストハント」
いなだ詩穂 講談社

コミックスで紹介したことがある作品のアニメの第一話が放送されました~。
待ってましたー!

小説や漫画が原作でアニメ化される際について回る
声がイメージに合っているか?という不安がありますが
なかなかでしたよ!
ナルはぴったりでしたし。

ぼーさんは思ったより渋めだったでしょうか?
想像通り笑えたのはブラウンですが。

麻衣が思ったより現代っ子の口調でビックリしました。

毎週楽しみ~♪
でも、ゴーストハントの放送時間帯、
うちの地域だと、デスノートとまさにビンゴで重なっています。

・・・ゴーストハントをDVDHDに録画
デスノートをビデオで録画。

ビデオだと手軽に見られないので、みるのが遅れるんだよなー涙