T.R.Y2006年09月13日 23時29分11秒

「T.R.Y」
井上尚登 角川書店

織田裕二主演で映画になった同タイトルの映画の原作ということで
読んでみました。

詐欺師の伊沢
彼は完璧な詐欺を働くが、仲間のミスで異国中国で
刑務所に入れられた。
そこで、出会ったのは自分を追い詰める殺し屋と
清王朝打倒を目指す革命家の関虎飛だった。

関の要求は、革命の為の武器を調達すること。
資金はゼロ。資金を調達することから詐欺で金を作れと…
殺し屋の依頼を撤回させることと引き換えに伊沢は詐欺を働く。

詐欺の標的は。大日本帝国 陸軍参謀 



文体はテンポがいいはずなんですが
映画のイメージが強いためか
あまりすっと入ってこなかったんですが…
でも、展開は面白かったです。

人物の裏とか、映画に出なかった人とか。

でも、大分原作と違うんだーと納得。
映画の壮大な列車のシーンは原作にないんだーと。
ホワイトアウトほどではないですが
原作は原作、映画は映画で楽しめる作品でした。