映画 「ユナイテッド 93」2006年07月22日 00時39分35秒



2001年 9月11日
アメリカを襲った自爆テロ事件
旅客機がツインタワー、ペンタゴンに衝突しました。

その中で、ハイジャックされながらも
「目的地に到達しなかった飛行機『ユナイテッド 93便』」の
映画です。

この映画には、大々的な主人公はいません。
出てくるすべてがある意味主人公であり、
脇役でもあります。

冒頭から、ある一定時間淡々と進む
それぞれの「日常」が描かれています。
あとは、事件の渦中に入っていきます。
映画は通常、ピークとなる部分と、少しのんびりと見られる部分が繰り返しになることが多いですが、
これは、ずっと手に汗握ったままです。
一瞬たりとも油断が出来ないんです。見ているのも真剣。

私なりに、興味がありこの事件に関してはテレビ報道などで
よく見ていましたし、
ツインタワーの跡地。通称「グランド・ゼロ」にも行ってきました。
NYの繁華街に出来た巨大な空間。
周囲には悼む慰霊碑や手紙。

今回は、限定試写会だったので「マスコミプレスシート」というのを頂いたんですが
(通常、マスコミの方は、これを参考に紹介の記事などを書くそうです)
それによると
『主演スターは存在しない。出演者には実際に機に同乗した人々の年齢を反映して、慎重に検討され、演技力とは別に一般にあまり知られていない俳優達が選ばれている。
プロ以外の俳優にも、実際のパイロット経験や、本物の管制官を起用。
中でも、事件当日に最も重要な任務を負った、ハーンドン連邦航空管理センターのベン・スライニーは、劇中で自身の役を演じている。』

それに
『演じる人々に対して最大限の敬意を払った調査とその再現で、遺族の方と綿密なお話などをした上で協力を得た上での構成』とあります。
遺族の方は、もう二度と見たくないという気持ちはありますが、それ以上に何がどう起きたのか、それを記憶にとどめておかなければならないと…

事件後、まだたった五年しかたっていない。
それゆえに、まだ早すぎるという意見もあったそうですが
私は、この時代に生きていた、人間としては過ぎるとは思いません。
むしろ、知っておかなければいけないことです。

私は縁あって、中東などの国々を旅したことがあります。
宗教の差を肌で感じました。
でも、どんな宗教であっても、周りの人を大切にするっと言う気持ちは変わりません。

ハイジャック犯には、それぞれの中の「正義」があり「神」がいたのはわかります。
そのあたりで私は、本当はどうなんだろうと、
何が正しいのか事件後迷ってしまった事がありましたが、
これを見て、人を傷つけてまでも、守る正義とか、神は
間違っていると、基本的な信念に立ち返ることが出来ました。

最期の瞬間だからこそ、
機内から伝えた「愛してる」の言葉…

日常が、何時途切れるかなんて、誰にもわからない。
この作品の主旨とは外れますが
自分のそばにいてくれる人に、
改めて気持ちを伝えておきたくなりました。

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