ハイブリッド・レシピ2010年02月03日 20時21分11秒


ハイブリッド・レシピ 都甲潔 飛鳥新社

ハイブリッドとは、掛け合わせということであるが…
つまり、いろいろな食材を掛け合わせて
違う味を作る!
よくきゅうりとはちみつでメロン味
醤油とプリンでウニ、という話がありますよね。
あれの集大成。

といっても話だけや、食体験だけではありません
九州大学大学院の教授でもある著者は
すべてを検証します。
この本のすごいところは
味バランスを数値で表しているところです。

なかなかに面白いです。うん。
試してみたのは

山芋+豆腐⇒クリームソース

うーん、量がはっきりわからなかったので
何とも言えないのですが、これはこれで美味しいです。
チーズを入れてグラタン作りました。

バカヤロー経済学2010年02月02日 20時14分53秒


知識ゼロから始めるバカヤロー経済学 竹内薫 普遊舎 

経済学をわかりやすく説明している本です。
というか、政治と経済のやり取りというか、
駆け引きというか…
なんで、日本のトップにいる人は
経済について専門家でもないのに、
経済を語っているのだろうか…と
頭が痛くなりました。
表紙は著者が一年生に立ち返って
経済を学んでいこうという主旨であり
ふざけた本ではないです。
馬鹿野郎ー!とは怒鳴ってはいますが。

蜜蜂のデザート2010年01月02日 03時09分47秒


蜜蜂のデザート 柘未司 宝島社

禁断のパンダ の続編。

いやー、おいしそうな一冊です。
今回はデザートがキーワードになります。
ただ。
前作同様に、手放しで喜べないんですよね。
後味が悪いというか…?

実は犯人はあの人じゃないのかなーと
早期の段階でわかったんですが、なんか別の方向に行くので、間違っていたのかなーと思ったら、
やっぱりその人が犯人でした。

ミステリーとしてやや、読みに欠けるところと
後味の悪さがやや欠点にはなりますが、
一気に続きはどうなるんだよ!!
と読み続けてしまうので、やっぱり面白い本ですね。
新作が楽しみです。

禁断のパンダ2009年12月11日 16時46分34秒


禁断のパンダ 柘未司 宝島社 

本屋で見たときに、タイトルを見て
いったいどんな内容なのか、さっぱり想像がつかないので
思わず借りてみました。
内容は…
面白かったですよねー、
特に美味しそう!
神戸のレストランを舞台に繰り広げられるストーリー。
ミステリーは、なんとなくラストが想像できてしまうところはあるのですが、
その前のストーリーがものすごい骨太の
料理のシーンなので、
ものすごい説得力があるんです。
この設定だけを使った話はあると思うんだけど
不自然な終わりになってしまうことありうると思うんですよね。
これまた面白い本ですねー

温泉の神様の失敗2009年12月05日 00時45分58秒

温泉の神様の失敗 舘浦海豹 柏艪舎

久しぶりに『ああ、こういう本にたまに出合えるから
本を読むのはやめられないんだよなー』と実感した本。

思わず、本好きの友人に
あれやこれやと読後の感想を押し付けたくなってしまう本です。

図書館の新着図書で見つけたのですが
タイトルを見ても
内容がさっぱり分からない。

そして本の表紙のイラストが
ちょっと不気味なんですが、とても心惹かれるんです。
思わず借りてしまいました。

実際の北海道の温泉を舞台に繰り広げられる
人と人との出会いとか・・・
違う、こんな言葉で表現する事しかできないのがもどかしいです。
でもネタばれになってしまうし。
温泉と、そこのおじさん、おばさん、お客さん
そして悪魔と天使が出てきます。

・・・?
となると思います。

すごく面白いとか、スリリングとか
そういう本じゃないんです。
なんとなく心が温まるというか…
私の好みと波長が合う本だなあ、と思いました。
心にすっと入ってくるというか
温泉に行きたくなるというか、旅に出たくなるというか
もう少し、いい加減に生きてもいいのかなーとか
恋愛をしたくなったりとか。

賛否両論がありそうな本ですが
私は好きです。
来年当たり北海道の舞台の温泉にいっていそうかも。
すきなんですよー、こういう温泉!

こんなに違う 京都人と大阪人と神戸人2009年12月03日 00時02分31秒


こんなに違う 京都人と大阪人と神戸人 丹波元 PHP文庫 

関東から見たら、関西の人はおなじように見えてしまうことがありますが・・・
全然違うんですね。
漠然と 違うんだろうなー と感じてはいたんですが、
ちゃんと比較されると分かりやすいです。

すごく分かりやすかったのが
名作の一文を、京都弁、大阪弁、神戸弁で表現すると・・・
意味は同じなんですが、違うんですよ!イメージが!

少し前に京都の本を読んでいたので、京都人の気質などは
なんとなく分かっていましたが・・・
京都の人は難しいねーとさらに実感しました。

これを読むと大阪あたりに住みたくなってしまいますね。

私がベアリングズ銀行をつぶした2009年11月02日 20時06分10秒

私がベアリングズ銀行をつぶした
ニック・リーソン 戸田裕之訳 新潮社

イギリスの銀行のベアリングズ銀行が破綻するきっかけは、
著書のニック・リーソンが小さなミスを隠したことから始まった

エラーコードの「99999」というところに
部下のミスを隠して行くうちに
とんでもない額になり…
発覚は一気だった。

その一連の事件を
本人がリアルに語っている一冊。

株式などの業務がいかに
大金を動かしているはずなのに
そういう実感がないということ。

ミスは小さなものを隠して行くうちに
それを隠すために嘘を重ねていかなければいけなくなる
それをまさに実証している話ですよね。

ダーリンは外国人 with BABY2009年09月29日 19時19分05秒


ダーリンは外国人 with BABY 小栗左多里 トニー・ラズロ メディアファクトリー 

このシリーズ面白いんですよね。
ちら読みする程度でしたが、図書館にあったので借りてみました。

読むと、子育てって大変だけと、
いろいろ発見があって楽しそうだなーと思います。
でも、トニーさんという旦那さんがいるからですよね。
意見が合わなくてもちゃんと話し合える、そんなパートナー。

外国人でなくても、人というのは違う環境で育つのですから、
意見が違って当たり前。
違って当たり前なんだから、それを相談し合える
意見し合えるのはいいですよね。