舞台 鴨川ホルモー2009年05月25日 20時38分58秒

舞台 鴨川ホルモー
鴨川ホルモー、
映画を見ましたが、引き続いて舞台を見てきました。

かなり独特の世界観と物語なので、
一体どんな舞台になるんだろう・・・?と
チケットがまだ取れたのでいってきました。

鴨川ホルモーは
京都で大学生達が、朱雀、玄武、青龍、白虎に分かれて
鬼を使役して戦う「ホルモー」という競技で争う・・・
そういってしまえば簡単ですが、
なんか面白い世界なんですよね。

さて、その舞台。
肝心の鬼は一切出てこないで、使役するシーンのみでした。
でもこれがまた、舞台ならではの連帯感とかでよかったですね~

原作では男子の双子だったのが女の双子になっていたりと、
舞台ならではの賑やかさを前面に出していましたね。

コーラを一気飲みしたり、時節ネタがあったりと
笑える一面もありましたね。

全体的にラブコメディにしたかったのでしょうか?
カップルを作ろうとしていたりとか、
新條を深く語っているところが、掘り下げてあって面白かったですね。

でもちょっと中だるみして途中で眠くなってしまったー。

音楽劇 ガラスの仮面2008年08月20日 00時30分56秒

音楽劇 ガラスの仮面
埼玉芸術劇場で行なわれた
音楽劇・ガラスの仮面、見てきましたー

いやー、なかなかですね。

マヤ役の大和田美帆さんはかなり役に入り込んでいましたね。
役者魂がひしひしと伝わってきました!
私は全然知らなかったのですが
大和田獏さんの娘さんなんですねー。

一時期話題になっていましたが
マヤと亜弓は完全にオーディションで選ぶとの事でした。

私の目から見ると、親の七光りなんて全然関係ない!
大和田さんは実力で役を勝ち取ったと思います!

一方、奥村佳恵さんの亜弓さん!
これがまたはまり役でしたねー。
奥村さんは舞台初出演らしいですが
6歳からやっているというバレエの賜物でしょうか?
立ち姿も自然できれい!
サロメを演じる際にはこれまたきれいでしたねー。

まるでその形で固まっているかのように
爪の先までぴっちりと伸びた手足
圧巻でした!
亜弓さんがリアルでいたらこんな人なんだろうなーと。

月影先生の夏木さんも迫力ありましたね。

役者もかなり演技力も高く、見ごたえありました。

演出はなにかと話題の蜷川さん。

美内すすえさんのイラストを効果的に舞台で演出したり
いきなり雨が降ってきたのには驚きました。
小雨とかでは無く、大雨。しかも3回も。
いやー大胆だ。
かなりの量がふってきて、処理どうするんだろう…?
と、一瞬芝居どころでは無かったです。
その後、床を吹くシーンも演出のひとつとして自然に
組み込まれていたり、すごいと思いました。

あと、劇場が奥行きがひろーいホールだったんですよ。
横幅は普通の劇場なんですが
奥行きがすごく広くて、
奥に歩いていくシーンなんて、
真っ暗になって見えなくなるまで表現できるんです。

あと客席を最大限に使った演出も良かったですね。
月影先生の初登場は客席からです 笑

さいたま芸術劇場、という場所を効果的に使った演出ですね!

さて、内容ですが
漫画の原作を知らないとちょっときついところがあるかも。
知らなくてもそれなりに楽しめるとは思うのですが
ああ、あれで舞台セットを壊してしまったのねとか
深く理解できるような気がします。

マヤが月影先生と出会うシーンから
劇団つきがけの旗揚げ公演「若草物語」のベスを
演じるにあたり、役がつかめないとわざと雨に当たって
高熱を出すシーンがクローズアップされていました。
亜弓さんとの対決
全国演劇コンクールの予選で「たけくらべ」のみどりを
演じるところ
ここがちょっとわかりにくかったですねー
本から抜け出たような亜弓さんのみどりに対して、
マヤのみどりは元気一杯のみどり。

それは原作を読んでいるからわかるのであって
知らない人が見たら何が違うんだろう?と思わないかなーと。

演劇コンクール全国大会も
マヤが一人で演じるシーンはとても効果的だったなと思います。



私がこの劇で一番印象的だったところは
劇団つきかげに無断で入団したマヤを迎えに来た母が
帰るシーンです。

「帰らない!」とマヤは拒否しますが
「お前が女優になんてなれるわけが無い。騙されているんだ」と一緒に帰るようにいいますが、どうしても帰らない。

「お前なんかもう知るもんか!」と
お母さんは怒鳴るのですが、帰るときに
月影先生に向って、一礼するのです。

そのシーンに涙が出そうでした。

言葉には出来ない、認めることは出来ないが
娘を託す親の気持ちというか…

一礼、たったそれだけだったのですが
すごくなんか切ないものが伝わってきました。

大阪と北九州と公演が続くようですが・・・
ガラスの仮面ファンの方!
見ておくと面白いかもしれません!
音楽劇なので、音楽もいいですよ!

音楽劇 ガラスの仮面2008年05月25日 22時45分51秒

http://www.saf.or.jp/p_calendar/geijyutu/2008/p0808.html

ガラスの仮面が蜷川氏の演出によって
音楽劇になるんですよ。

去年の段階で主役の二人、マヤと亜弓さんを
完全オーディションで選ぶというので
話題になったのですが、
とうとう日程などがはっきりしました。

地元の埼玉での上映なので
興味あるので行こうかなーと思います♪
今現在でまだチケットはゲットできるみたいですしね。

舞台 お気に召すまま2007年07月23日 08時04分41秒

http://blog.e-get.jp/ayli/

ロザリンド:成宮寛貴
オーランドー:小栗 旬
という配役の蜷川さん演出の舞台

彩の国さいたま芸術劇場シェイクスピア企画委員会で、以前上演されたものの再演です。

シェイクスピアを、わかりやすくアレンジしてあって
3時間を越える作品ですが面白かったですよー

ロザリンド役の成宮寛貴さんは、女装ですが
これまた似合ってると言うか~

シーリア役の月川悠貴さんはもっと女だった。

全配役を男性で行う所に面白さがあるのでしょうね。

演出家の蜷川さん、構成もすごいなーと思いました。

とりあえず、小栗くんがでるというので声をかけてくれた友人は
蜷川氏のファンで、蜷川さんが演出した舞台を多く見に行っているので
すごーいと何回も言ってました。

ミュージカル エリザベート2006年05月14日 00時36分34秒

芝居好きの同僚に3月ごろに声をかけていただきました~♪
内容自体はエリザベートの人生を描いたものなんですが、ちょいとエリザベートの人生にという人について説明を加えつつ、知っている人はマニアのように知っていると思うのですが、ものすごく簡単に。

田舎で自由奔放に育った、エリザベート愛称シシィがウィーン皇帝フランツヨーゼフに見初められて、皇后になるのですが、まあ宮廷の作法や、嫁、姑問題そして、時代の流れで暴動が起きたりなど、いろいろあるのですよ。
 でも、結局は旅に出ちゃったりして、何年も帰ってこなかったり、すごく話題に事欠かない人物…だったと思います。最後には暗殺されてしまいました。

 このミュージカルは、シシィがフランツ皇帝にで会う前に、死の帝王「トート」に見初められ、命を助けてもらうことからはじまります。
 トートからの求愛を結果的に拒んで?フランツに嫁いだことが、ハプスブルグ家(ウィーン皇族)の終焉の引き金になったとしているのです。シシィがハプスブルグに入ったから…だから、さっさとわが求愛を受けろ!と執拗に迫ります。
 その後、二人の間の子ども、ルドフルにもトートは声をかけます。
 そして、時代の流れで、トートは革命に加担して…そして、絶望します。トートの甘言を受け入れて、銃身自殺…
 運命に翻弄されることなく、自分の足で生きようともがいたけど、もがききれなかった、時代が許さなかった…ということで最後には暗殺されます。

 このミュージカルはまずエリザベートという人物を知らなくても、それなりに楽しめましたよ。私は某漫画と知人の影響でそれなりに知っていたのですが、大丈夫です~
 
 そして、もちろんミュージカルですので歌があります。それがどれも聞き応えありましたが。なんと行っても、なんと言っても…、死の帝王トート役の山口祐一郎さんが素敵でしたよ~。
あの重低音…アニメ世界にどっぷりで、声には煩い、この私でもときめきました。相当ときめきです。

私、無茶苦茶、俳優さんとか芸能人に無知なんですが相当有名な俳優さんらしいですね。本当によかったです。声だけでなくて、存在感もすごい。出てきた瞬間に舞台の空気が変わるというか、圧倒されました。
 何でも…武田真治とのダブルキャストだったんですが…山口祐一郎さんのときでよかったです~
すごく正直に連れて行った人に聞いてしまったのですが「武田真治って…それなりにテレビにでている人ですよね?私が名前を知っているくらいですし?演技力はあるですか?舞台にたえられるほどの?」
とぶっちゃけで聞いたら、あはははと笑っていました。その方は「祐一郎ラブ!」だったので。
 
 高嶋政宏氏はエリザベートを暗殺したルイジ・ルキーニなんですが、要所要所で場を転換させたりするのですが、これまた絶妙な空気のタイミングで、引き込まれました。
 ルドフルの青年時はダブルキャストでパク・トンハ氏の公演日でしたが…これまたよかったですよ~。

 主役のエリザベート一路真輝さんは、もちろんすごいのですが、なんとなく他のキャストに目を奪われてしまった…気がするのは何故でしょう?

ダンスは、お城のメイドさんたちの衣装とダンスが無茶苦茶可愛かったですな~あと、トートを取り囲むトートダンサーズ?は文句なしで色男のカッコいいダンスでした。
 
 そういえば、会場は女の人ばっかりで?ともったんですが、宝塚出身の方かだらなんですね。最後にわかりました。

 最後は祐一郎の出待ちをするんだ!っていうことでついていってみました。
結構早く出てこられるのですね~20分も待たずに、車で出てこられました。でもさすがです、「ここだと、左折して、ちょっとスピードを緩めて手を振ってくれるポイントなの~。どうして知ってるかって?そりゃあねえ、にやにや」って。




腐女子的…ミュージカルエリザベートの見方。



エリザベートに一目ぼれした死の帝王トート。
将を射んとせばまず馬を射よ、かも知れないが、エリザベートを恋するあまり息子・ルドフル皇太子に声をかけた。
いきなり、部屋に入り込み「僕は君の友達だ」とはルドフルもびっくり。
でも、母にもろくにあえずに寂しい思いをしていた、ルドルフはトートに懐く…そりゃあ、そうですよね。もちろんべったりってわけではないのですが、心にトートの面影は刻まれる訳で…
そして、青年になった皇太子は、国のためを思っての革命を起こすのですが、父からも、母からも見放される。
 そこに、幼少期に自分を見てくれたトートが現れる…もうむちゃ、いいシチュエーションじゃないですか?
 トートを受け入れる為に、トートのダンスを受け入れます。
そして、銃が渡され、ルドルフは自ら引き金を引き、トートの元に行く。…のですがね。トートのダンスのラストが…ほんまもんにキスするんですよ…おねえちゃんびっくりです。
 エリザベートとのシーンの際は、かわしているのですが、トートと、ルドフルのときはちゃんと口ちゅーです。
 聞きましたよ、連れて行ってくれた人に。
「ねえねえ、あれマジキスしてますよね?」って、ええ、真剣に。
もう、きゅんきゅんしてしまいました。