日本残酷死刑史 ― 2009年07月15日 21時17分44秒

日本残酷死刑史
生埋め・火あぶり・磔・獄門・絞首刑
森川哲郎 /平沢武彦 : 日本文芸社
なんか以前読んだ本の参考文献として取り上げられていた一冊です。
おどろおどろしい本なのですが、日本の歴史として
日本人として知っておきたいことが載っていますね。
意外だったのが、平安時代には死刑などが300年以上全くなかった次代があったことです。
実際にあった刑罰などは、見せしめなども含めて
人を人と思わない残酷なもので、流し読みしてしまうほどでした。
ただ、そんな時代があったんですよね。
鎌倉、戦国時代、江戸時代などの刑罰など、
説明してあります。
ラスト部分は死刑についての考えなどもあるのですが、
著者の方が、あの帝銀事件の死刑囚平沢氏の
関係者の方だったんですね。
だからこその意見なども多々あり、考えさせらる一冊です。
裁判員制度が開始になりました。
だからこそ自分の考えをしっかりさせるために、
読んでおきたい一冊なのかなあと思いました。
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