廃用身 ― 2009年05月21日 08時28分50秒

廃用身 久坂部羊 幻冬舎
読み終わって、「よく出来た、完成された本だー」と思いました。
真面目に、これノンフィクションだと思ったんですよ。
Aケアといわれる治療があるデイケアで行われていた。
それは麻痺などで動かなくなった四肢を切断し、
老人自身の活動力、そして介護を軽減させるというものだ。
その療法を「画期的な療法」とする医師の遺稿から
物語は始まる。
事実だと思ったんですよー
え、こんな事件あったけ?
と、2000年あたりって、記憶にないよなーとか
ネットで調べてしまったくらいに
リアルなんですよね。
介護現場の現状など、だからこそのAケアなど
衝撃は強いです。
印象度や、衝撃度はかなり強いです。
作品として、面白いですねー。
最後の最後までノンフィクションだと思っていました。
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