いのちのパレード2008年08月01日 13時19分05秒


いのちのパレード 恩田陸 実業之日本社

短編集で、これは異色…とありましたが。
確かに。
最初、文章が読みなれなくて読みにくかったんですよね。
独特の書き方だなーと思っていたんですが
内容も瞬間的にはわかりにくい。
抽象的で現実感がないのですが
しっかり読めば読むほど、奥が深い内容です。
「観光旅行」「スペインの苔」は何とも不思議な話でしたね。
「かたつむり注意報」など幻想的というかやはり不思議なんですよね。
ふと思ったのが、この短編集のいくつかは
中学校くらいの教科書に載せて、
「この一文は何を示していると思われますか?」
など吟味していって追及していくと面白いんじゃないかなーと。
子供も、言葉の裏にある感情、想いを読み取るのにいいきっかけになるのでは?と思ったり。

何かの会話で「恩田陸さんってどんな本を書いている人?」と
あまりよく知らなかったのですが、
聞いたことはあったのですよ。
そうしたら、蔵書の中にありました。

誰かに勧められて購入したのを思い出しました。

その他にも夜空のピクニックも恩田陸さんの作品だったのですねー。

パンダフルライフ2008年08月02日 13時51分47秒

http://www.pandaful.jp/

8月30日公開!
パンダフルライフです。
動物ネタの映画は最近多くなっていますが
これは見たい!

内容次第では何回かみにいってしまうかも・・・

生きながらに火に焼かれて2008年08月03日 21時05分48秒


生きながら火に焼かれて
著者: スアド /松本百合子 訳 : ヴィレッジブックス

中東のヨルダンで生まれた著書のスアドは
「名誉の殺人」として、火あぶりにされた。
この地域では女性は、なんの価値もない
奴隷のように、家畜以下の扱いをされている。
昔の事ではなく、それは今も続いている習慣である。

結婚も親の決めた相手とするのは当たり前。

でも著書のスアドは、結婚前に恋に落ち、
そして妊娠した。
その結果、家の名誉を汚したとして
名誉を回復するために義理の兄の手により
火あぶりにされた。
スアドはそのあと、死ぬを待つだけだったのだが、
たまたまその地域にいた女性によって助け出された。


その女性の半生の一冊なんですが・・・
こんな事が、未だに行われているんだと思う反面
それが文化というものだと、納得してしまうところもあります。

他にも多くの女性が犠牲になったと思うのですが
それ自体に疑問を持たなかった女性も多かったのではないでしょうか?

スアドは、とても頭が良い女性だったのではないでしょうか?
だからこそ、その風習に対して疑問を持ってしまった。
疑問を持ったことが、不幸であり、幸福だったのでは・・・
そう感じました。
何が幸せで、不幸せなのか?色々考えてしまいました。
作中で「ありがとうと誰かにいえるのが嬉しかった」という言葉が強く心に残りました。

裁判官の爆笑お言葉集2008年08月04日 21時03分36秒


裁判官の爆笑お言葉集
長嶺超輝 : 幻冬舎

裁判官の判決の時のひとことを集めた本です。
タイトルが「爆笑」とありますが
爆笑はしないですね。
裁判官も人間なんだよなって、思う一冊です。
皮肉をこめてみたり、あきれてみたり
諭してみたり
ちょっとした言葉でいろいろ伝えようとしてるんだなって

友達が交通事故の被害者になり
その公判を見に行ったことがあるのですが
裁判にもいろいろあるんだなと思いました。

パン屋 ダンディゾン2008年08月05日 21時09分20秒

前に読んだ「パン屋さんが好き」という本で
紹介されていたパン屋に行ってきました。
吉祥寺の「ダンディゾン」というパン屋です。
青山にある「ドゥヌラルテ」をプロデュースした方による
設定らしくて、これは気になるぞ!と吉祥寺に用事があったので 行ってまいりました。 10年後も食べていられる、毎日食べるパンを!
そのコンセプトのもとに作れるパンはやはりうまい!
ドゥヌラルテが、なんか高級パン路線になってしまい
高いパンがさらに高くなったので、アーアーと思っていたのでうれしいですね。
ただ、吉祥寺にはあまり行かないのが…難点

パン屋 ダンディゾン ぱん♪2008年08月06日 21時14分39秒

画像が1枚しかアップできないので別日記で。

買ったパンです~。


フレッシュバター30%+牛乳の「BL30」
(ボーイズラブではありません 笑)

バターたっぷりでおいしいですね~
豆乳などのパンもあるみたいなので
今後吉祥に行った時には必須で
試してみたいです。


ダンディゾン
http://www.dans10ans.net/

狼と香辛料 Ⅵ2008年08月07日 23時59分50秒


狼と香辛料 6 支倉凍砂 電撃文庫
とうとう6巻です。前巻で逃げられてしまったエイブを探しに
川を下るのですが・・・
二人の空気がまたなんとも…

「二人でいることがとても楽しかったが
ずっといると楽しさに麻痺してしまう
それなら今のうちに旅を終えたほうがいいのでは?」

人間であるロレンスと狼神であるホロ。
ずっとは一緒にいられない。
別れた時に、さびしく思うならば、今のうちに…

その思いを胸にしながら、あえて口に出さずに
いちゃいちゃする二人?がよいですねー
今までみたいに事件に巻き込まれることもなく
落ち着いた巻でした
でもお邪魔虫が…笑

ラディカル・ホスピタル 152008年08月08日 00時06分35秒


ラディカル・ホスピタル ひらのあゆ 芳文社

楽しみにしている四コマ漫画です。
近藤さんが妊娠!
新人が!

なかなかに動きがありました。

この四コマ漫画って、かなり良くできているんですよ。
元病棟看護婦の私たちも
「ああ、そうなのよー!!」って、かなり面白く読めます。
かなりリアルなことろもあれば、
人間模様など面白くしてあるところも

とりあえず…今回登場の新人七音ちゃん。
いやー、彼女と同じ状況の新人いました。
新人として入ってきたものの、半年で妊娠。
1年たつ前に退社していきました。

伝え聞いたところ、妊娠して一番ショックを受けたのは
やはり本人だったようです。
看護師としてこれから頑張りたかったのに…と。

その後私もその病院を退職してしまったので
経過はわからないのですが・・・
なんとも不思議な、面白い?でもすごーーーく大変な
病院の一面を垣間見るのにいい一冊です。