晴天なりシリーズ1 プロペラ青空 ― 2005年07月21日 18時23分21秒
藍川さとる 新書館 Wing文庫 「晴天なりシリーズ1 プロペラ青空」
本屋で見かけてつい買ってしまったんですが、私のメンタル面でぴったり 来る本だった~。 私がもやもや思っていることが、そこに文章としてあったという感じです。
短編集ですが ①のなかでは 「さかなのf」という作品の中の 「じゃあ、見えない不幸だ。 誰にも気付かれない 自分でも気付かない類の不幸だ 万が一 誰かが気付いても 哀れんだり、同情したりなんかしてくれない 自分でも笑えるくらいの不幸。 でも本当は、そういうのが一番辛くて不幸なんだ」って台詞。
わかりやすい不幸には、それに浸ってしまえばいいんですもん。 もちろんそれがいいとは言いませんが。
さり気に語られた、この台詞の裏にいろいろな事を考えてしまいました。
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